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≪当会が唱える痛みの新分類≫
ソフトペイン 
 脳の情報処理に起因する痛み(痛み記憶を形成する神経回路の過活動)
ハードペイン 
 組織の障害を知らせる痛み(外傷や炎症等による痛み)
ハイブリッドペイン 
 上記両者の混成痛 

≪はじめに≫
 CRPS(RSD)や線維筋痛症に代表される難治性疼痛を含め、多くの慢性痛と一部の急性痛はソフトペインであるというのが筆者の見方です。ソフトペインという言葉の響きとは裏腹に、脳が本気で痛み回路のスイッチを入れると、本当に信じ難いほどの激痛を生み出します。本仮説においてはそうしたソフトペインの生成メカニズムに迫りたいと思います。

≪本論≫
 私たちの脳内では膨大な数の神経細胞(ニューロン)が、シナプスを介して複雑な回路を作っています。このとき記憶や体験など同じ神経回路が頻繁に使われると、特定のニューロン結合の連鎖が強化され、特定の情報を表現するための動的な神経回路が形成されます。

 こうした機能的ニューロン集団を“セル・アセンブリ”と言います。カナダの心理学者ヘッブによって提唱され、その後の脳研究に多大な影響を及ぼした概念です。

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