臨床の知とは何か-長時間の問診から見えること-

・イップスの2症例に見る心象風景の違い
・うつ病の背景にある知られざるもう一つの世界
・線維筋痛症や電磁波過敏症というラベリングの裏にあるもの
・「この足を切り落としたい…」と訴えた小児CRPS(RSD)重症例が回復した理由
・他

◆BFIがメンタルバランスを回復させる理由

・幸せホルモン“セロトニン”“オキシトシン”の働き
・リズム刺激と脳の関係
・聴覚刺激と触覚刺激の統合が秘める大いなる可能性
・他

実技指導「4スタンス理論のタイプ別テクニックと触聴覚統合テクニック」

 前回の研修会では、関節運動反射の主経路(関節運動連鎖パターン)には個体差があり、その理由が4スタンス理論にあったという話をさせていただきました。そしてBFIテクニックも4スタンス理論のタイプ別によって技術が変わる、すなわち「触る関節の組み合わせが異なる」ことを概説しました。

 さらに私のところに長く通院している患者のデータを取ったところ、驚くべき結果が!それが単なる偶然なのか、それとも何かしら関係性があるのかどうかを確かめたく、参加した会員らに各々の職場でのデータを取って欲しいというお願いをさせていただきました。

以下が当院の驚愕の結果(通院患者のタイプ別割合)です。

A1→14 %   A2→8 %   B1→48 %   B2→30 %

 そして私(術者)はB1タイプ…。

 人類の比率はだいたい25%ずつで均等だと聞いたことがあります。なので、この結果が偶然かどうかを知りたいのです。当日、会員からの報告が楽しみです。偶然だといいのですが…。

 もし偶然じゃなかったとしたら、その理由如何によってはBFIの施療院には全てのタイプ4人の術者を揃えたほうがいいということになりかねない…。個人的な経営事情からは、自分以外に3人も雇う余裕なんて…、ねえ。

 ちなみに経営の勉強がしたい方は、私を反面教師にしていただければと。一般大衆それも患者を前にして“脳の話”を前面に打ち出すことは、コメディカルにとっては極めてハードルが高い行為…、小さな施療院であれば経営の危機を招きかねない…。

 認知神経科学の学者、あるいは著明な医師や科学者が発信元ならいざ知らず、一介のコメディカルが自分の考えとして“脳原因説”を声高に主張したりすると、多くの患者は不信感を抱いてドン引きします。もっとも、私の場合患者のみならず多くの医療者からもドン引きされていますが…。

 ですから「有名な脳科学者がこんなことを言っているらしいです…」とか「脳科学の世界ではこんな説があるみたいです…」みたいな説明の仕方のほうが無難なわけで…。これは毎回のように研修会で話していることです…。だから私のような人間は奇人変人を超えて究極の愚か者…。賢人であれば自らの立ち位置を考え、もう少し自重するでしょうに(苦笑)。

 それはさておき、もうひとつ触聴覚統合テクニックについて。当日はこの新しい技術を紹介したいと思っています。これは簡単に言えば、院内に流れるBGMのメロディの中で
とくに主旋律(リズム音)に同期して“触る”テクニックです。


 たとえば、私はエンヤが好きで、BGMによく使っていますが、そのメロディラインにタイミングを合わせて触っていくのです。これはBFIのなかでもランダム刺激(触る場所を次々に変えていくテクニック)に用いることができます。一定のリズム刺激がセロトニンを増やすことで情緒安定効果を引き出すと同時に、触覚刺激と聴覚刺激が同期することで、脳のネットワークを変える効果が飛躍的に高まるのではないかと、私は考えています。

 またリズム刺激を考える上では、たとえば患者本人の脈を測って、その脈の速度に合わせた触覚刺激であったり、あるいはHRV(心拍変動解析)に同調させる試みであったり、患者個人の生体リズムに合わせた触覚刺激というものも今後の研究対象としては面白いかもしれません…。その他いろいろな可能性が浮かんでいますが。



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